ダンスをしたいのは誰?〜まずは自分が楽しむ〜

Bonjour!
このところ、フランスの話題からめっきり離れていて、今後自分をどう名乗ろうか考え中のRyokoです。
(Bonjourて言うてるがな…笑)


さて、タイトルを見て、脳内であの曲のイントロが自動再生された方は、きっと仲良くなれる方だと思いますので是非ご一報を!笑(←どこに?)

高校受験の真っ只中、中学3年生の夏休みは、CDが音飛びするまで小沢健二の不朽の名作『LIFE』を聴いたものでした。
そんなことをしていたから、希望の高校に行けなかったというのは反省すべき点ではあるけれど、それほどまでに私がオザケンに影響されたのは言うまでもありません。

オザケンの曲はどの曲を聴いてもテンションが上がるのですが、中でも群を抜いて上がるのが、タイトルにイントロを記した『強い気持ち・強い愛』なのです。

私は子どもの頃から音楽が大好きで、FM番組によく電リク(懐かし!)をするような小学生でした。
小学校の高学年くらいの頃には、今では関西のメイン放送局になっているFM802の試験放送が始まり、開局後は毎月のヘビーローテーションでイケてる新しい音楽に触れていた私。
当時から、テレビよりも圧倒的にFM派の生活をしていました。
そんな私も40になり、今では802のお姉さん的存在であるFMcocoloを聴いています。

 
娘が生まれて間もない頃、夜中の頻回授乳と夜泣きがツラくて、そんな時はcocoloに助けてもらっていました。
娘がなんで泣いてんのか全然わからんし、延々と泣き続けられると、私まで泣きたくなってしまう…。
実際、最初の頃は私も一緒に泣いてたけど、cocoloを聴きながら、ゆーらゆらあやしていたら、気分的になんとなく楽になったり…。
でも、そろそろ私の眠さも限界かな〜という時に流れてきたのが、あのイントロだったのです。

もーう、めっちゃテンション上がって、夜中やのに(夜中やから?)自然と身体が踊ってて…。
曲が終わる頃、なんでか娘が腕の中で寝てしまっていた!!笑
赤ちゃんが泣き止むことで有名なタケ◯トピアノのCMソングや、ゆったりした曲や童謡なんかじゃ全然寝えへんのに。
結構大きな揺れで寝てしまったことに驚いたけど(揺さぶり症候群には十分注意しています)、寝たんやからまぁええか!くらいにその日は思ってたけど…。
後日、ジャミロクワイやマイケルジャクソンなんかでも寝てしまう娘を見て、「うん、コレは何かあるな!」と確信した。

恐らく娘は、ゆーらゆらする動きよりダンスミュージック的な動きの方が眠りにつきやすいのだろう。
子どもっぽい童謡なんかよりずっと、ポップやジャズファンク、ロックが好きかなかも知れない。
まぁ、タケ◯トピアノのCMを延々聴いててもつまらんし、童謡を歌ってあげても、途中で「あれ?続きの歌詞なんやったっけ?」と止まってしまうので、寝心地が悪いのもあると思うけど…。
でも、そんなことより、母親である私が楽しそうにしていることに安心してウトウトしたのではないか!?
というのが最終的な結論です。
(ちなみに、私が東京事変を熱唱したら、娘に声を出して笑われたことは内緒です…泣)

よく、家庭におけるリーダーシップは「まず親が楽しんで生きること!」と聞きますが、ホンマにそうなんやな〜と身を持って体験したわけです。
言葉で意思疎通ができる年齢ではなく、まだ赤ちゃんやから尚更、本能的に感じる部分ってあるんじゃないかなぁ…。
そう考えると、赤ちゃんってすごい!!!

仕事におけるリーダーシップに置き換えても、上長が人生を楽しんでいて心が満たされているチームって、やっぱりいい成果を出しているように思う。
メンバーの良さが活かされているし、無理をせずパワーを出し切っている感じ。
そして、結束力もすごく強い。

旗を振る役割や、集団の中心になる人物の心のあり方って、ホンマにホンマに大事なんやなって思う。

 
娘はもうすぐ6ヶ月。
出来ることが増えてきて嬉しい反面、「もう!いい加減にしなさーーーい!!!」ってなることもあるけれど(主にうんこ処理中の寝返り)、親であることの「責任感」よりも「楽しさ」の感情が上回るような子育てが出来たらいいな〜と、今回の件で思いました!

そう、ダンスをしたいのは私!!


ここ数年、オザケンがメディアに登場する機会が増えている。
『強い気持ち・強い愛』のアンサーソングといわれている『彗星』のMVでは、オザケンと長男のりーりーが出演してるんやけど、りーりーの可愛さ以上に、息子を見つめるオザケンの愛溢れる眼差しに、こちらが目を細めてしまう。
ほんで、息子にババ抜き勝っちゃうところも、それをめっちゃ楽しんでる姿も、さすがオザケン!としか言いようがない。

やっぱり、小沢健二はサイコーなのである。